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西の原が独自に進化していく中、GCT研究会を中心とする町内のツーリズム活動はより活性化していきます。
特に田園地域である長野郷での取り組みは活発で、2009年に地元食材を波佐見焼の器で提供する「陶農レストラン 清旬の郷」がオープン。翌年には同地区で閉鎖されていた温泉施設が復活。炭酸水素塩の良質な原泉を有する「はさみ温泉 湯治楼」は癒しのスポットに。さらに2015年には待望のホテル「ブリスヴィラ波佐見」が誕生し、食事・癒し・宿泊の三拍子が揃った「ミナミ田園」エリアとして西の原に次ぐ集客の拠点となりました。
このプロジェクトにおいても、朝飯会で育まれてきた「まちづくりの意識」「人と人とのつながり」が大いに活かされています。GCT研究会メンバー・松下和徳が、“温泉廃業後、閉塞感漂う地域を盛り上げたい” との熱い想いから温泉復活の旗手となり、関係性を築いてきた方々からのサポートやアドバイスを得て、幾多の障害を乗り越えた末に温泉の復活は実現したのです。
また資金調達が難航している際、近所のおじいさんから “年金が入ったから使って” とほぼ全てとも思える額を出資していただきました。その心遣いは、金額以上にこのプロジェクトの大きな推進力となったに違いありません。
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