top of page
copy_sub_03.jpg

四季舎設立の次に着手したのが、幸山陶苑跡地である「西の原工房」の有効活用です。

 

江戸時代享保年間創業の歴史ある窯元・幸山陶苑が2001年に廃業。その後、2000坪もある広大な工場跡地をGCT研究会の中心メンバー・児玉盛介が取得したことからプロジェクトが動き始めました。

 

私たちが目指したのは、400年の歴史があるものづくりの町に、新しい価値を創造する場をつくること。まず、築80年を越える古い建物の佇まいを活かしながら手を加え、若手の陶芸家やアーティストが活動できる工房などを設けました。

 

古さと新しさが融合した創作の場が生まれると、当時波佐見町に移住してきた陶芸家・長瀬渉の助力と人脈もあって次々と西の原に若者が集まり、ギャラリーやカフェ、生活道具の店などが生まれていきます。

 

彼らがもたらした地域にはないアートやデザイン、食やモノは、若者を中心に関心を集め、その影響は次第に周囲に波及していき、各種メディアに度々取り上げられるまでに。プロジェクトの立ち上げから十数年を経た今、西の原は県内外から多くの方が訪れる波佐見町の中心地へと発展を遂げましたが、そのあり様は留まることなく常に変化し続けています。

bottom of page