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これまでにご紹介した「拠点づくり」といったハード面との両輪として重視してきたのが、「おもてなし」というソフト面です。

 

元々波佐見町は住民主体の地域活動が活発な土地柄。大仰にいえば、年中そこかしこでお祭りなどの行事を催しているくらい住民が明るくて元気。特に女性の活躍が目覚ましく、「波佐見は女性でもっている」といわれる程。そして、田舎には珍しく他所者をさらりと受け入れるオープンな気質があります。

 

こうした住民の人間力を活かした「顔の見える交流」こそが、波佐見町のホスピタリティー。前述した四季舎の畑中夫妻は「顔の見える交流」の象徴的な例で、夫妻に会う為に訪れるリピーターがいるほどです。

 

GCT研究会発足当初は、住民の理解と協力を得るのに苦労しましたが、地道な活動の成果が目に見えるようになってくると賛同者が次第に増えていきました。様々な体験型交流イベントのサポーター、観光ガイドのボランティア、観光客を受け入れる施設や店舗の方など、今では町全体をあげての取り組みへと発展しました。もちろん住民だけではなく、官公庁や外部サポーターの協力も大きな力になっています。

 

そのようにして2017年、ついに波佐見町の交流人口が100万人の大台を越えました。この10年で倍増したのです。しかし、まだまだ成長の余地は大いにあります。近年、さらなる取り組みとして、インバウンドを意識したプロジェクトを次々とスタート。国内に留まらず、より多様な視点でツーリズム活動を盛り上げてまいります。

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